フィクションにおけるクロムウェル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 09:50 UTC 版)
「トマス・クロムウェル」の記事における「フィクションにおけるクロムウェル」の解説
クロムウェルは欧米ではしばしば映画やテレビドラマで描かれている。そのうち最も有名な作品は『わが命つきるとも』(A Man for All Seasons, 1966年アメリカ映画、フレッド・ジンネマン監督)であろう。レオ・マッカーン演じるクロムウェルは、苦悩する主人公トマス・モアの最大の敵対者であり、無慈悲な野心家として描かれている。 クロムウェルはウィリアム・シェイクスピアの史劇『ヘンリー八世』の脇役としても登場する。また1602年に「W.S」のイニシャルで出版された『トマス・ロード・クロムウェル』という作品もある(現在ではシェイクスピアとは別人の作品とされている。詳細はシェイクスピア外典参照)。 イギリスの女性作家ヒラリー・マンテルは2009年からクロムウェルを扱った三部作を刊行、第1作の『ウルフ・ホール(英語版)』(2009年)、第2作の『罪人を召し出せ(英語版)』(2012年)、第3作の『鏡と光(英語版)』(2020年)は高く評価され、マンテルはイギリスで最も権威ある文学賞であるブッカー賞(2009年と2012年)を最初の2作で受賞している。第1作と第2作は2015年にBBCにより、『ウルフ・ホール』としてマーク・ライランス主演でドラマ化された。
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