ピルビン酸エチルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 化学物質辞書 > ピルビン酸エチルの意味・解説 

ピルビン酸エチル

分子式C5H8O3
その他の名称焦性ブドウ酸エチルEthyl pyroracemate、Pyruvic acid ethyl、2-Oxopropionic acid ethylEthyl pyruvate、Pyruvic acid ethyl ester、2-Oxopropionic acid ethyl ester、Acetylformic acid ethyl ester、2-Oxopropanoic acid ethyl ester
体系名:2-オキソプロパン酸エチル、2-オキソプロピオン酸エチルアセチルぎ酸エチル、ピルビン酸エチル


ピルビン酸エチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/08 07:16 UTC 版)

ピルビン酸エチル
Ethyl pyruvate[1]
識別情報
CAS登録番号 617-35-6
特性
化学式 C5H8O3
モル質量 116.12 g mol−1
外観 無色ないし薄い黄色の液体
匂い フローラル香
融点

-50 °C, 223 K, -58 °F

沸点

142 °C, 415 K, 288 °F

への溶解度 28.9w/w%[2]
粘度 1.186[2]
危険性
引火点 51℃
爆発限界 1.6-10.8%
関連する物質
関連する異性体 C5H8O3を参照
関連物質 ピルビン酸メチル
乳酸エチル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ピルビン酸エチル: Ethyl pyruvate)はピルビン酸エステルの一種であり、フローラル香ないしフルーツ香をもつ無色の液体である。

用途

化粧品分野では保湿剤や美白剤[2]、工業用としては医薬品農薬の中間体や電子材料用溶剤となる[4]香料分野ではアカシアなどのフローラル系調合香料、フルーティ・フローラルなトップノートをもつ保留剤、食品用ではラム酒ワインメープルキャラメルチョコレートなどのフレーバーとして20-150ppmほど使用される[3]

製法

過マンガン酸塩を用いた、乳酸エチルの酸化反応

乳酸エチルを酸化させることにより得られる[5]

安全性

日本の消防法では危険物第4類・第2石油類(非水溶性)に分類される[1]

脚注

  1. ^ a b 製品情報東京化成工業
  2. ^ a b c d 製品情報(武蔵野化学研究所)
  3. ^ a b 『合成香料 化学と商品知識』
  4. ^ 発酵製品2 ピルビン酸エチル東レ
  5. ^ 『化合物の辞典』

参考文献



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ピルビン酸エチル」の関連用語

ピルビン酸エチルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ピルビン酸エチルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのピルビン酸エチル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS