シューベルト:ピアノ・ソナタ 第9番 ロ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ 第9番 ロ長調 | Sonate für Klavier Nr.9 H-Dur D 575 Op.147 | 作曲年: 1817年 出版年: 1864年 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例 | |
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1 | 第1楽章 Allegro, ma non troppo | 7分30秒 | |
2 | 第2楽章 Andante | 6分30秒 | |
3 | 第3楽章 Scherzo: Allegretto | 5分00秒 | |
4 | 第4楽章 Allegro giusto | 4分30秒 |
作品解説
1817年8月の作品。ピアノ・ソナタ多作の年の最後を飾る全4楽章の作品である。このソナタの第1楽章では、調号の変化を伴った転調が目立つ(ただし調号と調が一致しないものも多い)。提示部では4つの調(ロ長調、ト長調、ホ長調、ロ長調〔嬰ヘ長調〕)、展開部でも4つの調(ロ長調〔短調〕、ニ長調、ハ長調〔変ホ長調〕、ロ長調)、そして調号はロ長調のままだがホ長調で始まる再現部も4つの調(ホ長調、ハ長調、イ長調、ロ長調)を周って主調に戻っているのである。また、楽章全体を通して、第1主題の付点リズムの素材が動機的に展開されている。動機操作という点で、ベートーヴェンの影響を考えさせる作品である。
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