ビュザンティオンから印刷所まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 02:13 UTC 版)
「ホメーロス」の記事における「ビュザンティオンから印刷所まで」の解説
3世紀に、ローマ人は地中海沿岸一帯[訳語疑問点]に「コデックス」の使用を広めた。これは今日で言う仮綴じ本に近いものをさす。この形式による写本で最古のものは10世紀に遡り、これらはビュザンティオンの工房による仕事であった。この一例として、現存する写本で最良のものの1つであるウェネトゥス 454A(英語版)があり、これを基に1788年にフランス人ジャン=バプティスト=ガスパール・ダンス・ド・ヴィヨワゾン(フランス語版)は『イーリアス』の最良の版の1つを確立した。12世紀には、碩学テッサロニケのエウスタティウス(英語版)がアレクサンドリアの注釈を集成した。サモトラケのアリスタルコスによって確立された874の訂正のうち、エウスタティウスは80しか取り上げなかった。1488年に、両作品の「初版」がフィレンツェで出版された。
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