ヒロイック・ファンタジーとロールプレイングゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 20:55 UTC 版)
「ヒロイック・ファンタジー」の記事における「ヒロイック・ファンタジーとロールプレイングゲーム」の解説
1974年の『D&D』発売の後、そのブームに乗じて『トンネルズ&トロールズ』、『ルーンクエスト』などが発売され、ロールプレイングゲームは大いに普及した。これらのゲームの多くが、ファンタジー世界での剣と魔法による冒険をテーマにしており、ヒロイック・ファンタジーから多大な影響を受けている。『ドラゴンクエスト』のように「ヒロイックアドベンチャーを体験しよう」と、ヒロイック・ファンタジーをテーマにしていることを標榜している商品もある。そのうち『ドラゴンランス』シリーズや『フォーゴトン・レルム』シリーズのようにロールプレイングゲームを基にしたファンタジー小説も発表された。日本では『ロードス島戦記』などが名高い。これらの小説は、ヒロイック・ファンタジーとして書かれたものでないにもかかわらず、ロールプレイングゲームを通して多くのヒロイック・ファンタジー的要素が隔世遺伝しており、これらをヒロイック・ファンタジーの亜種として考える向きもある。『ウィザードリィ』や『ウルティマ』もこれらの影響を受けて制作されている。これが後の日本のRPGである『ドラゴンクエスト』(テーブルトークRPGではない)の源流となっていった。 また1980年代になって、ロールプレイングゲームを基にしたコンピュータRPGが生まれた。当初はパーソナルコンピュータ向けのゲームとして広まったが、ファミリーコンピュータなどのコンシューマーゲーム機の流行の中で爆発的に広まり、現在もMMORPGなどを中心に隆盛を極めている。
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