ヒメシジミとは? わかりやすく解説

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姫小灰蝶

読み方:ヒメシジミ(himeshijimi)

シジミチョウ科チョウ

学名 Plebejus argus


ヒメシジミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/13 00:46 UTC 版)

ヒメシジミ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
: シジミチョウ科 Lycaenidae
亜科 : ヒメシジミ亜科 Polyommatinae
: ヒメシジミ族 Polyommatini
: ヒメシジミ属 Plebejus
: ヒメシジミ
P. argus
学名
Plebejus argus
(Linnaeus)
和名
ヒメシジミ
英名
The Silver-studded Blue
亜種
  • 北海道産
    P. a. pseudaegon(Butler)
  • 本州・九州産
    P. a. micrargus(Butler)

ヒメシジミ(姫小灰蝶 学名Plebejus argus)は、チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科ヒメシジミ亜科に分類される蝶の一種。

概要

一般的なヒメシジミ亜科(ブルー)のシジミチョウで、翅裏は灰色地、後翅外周に沿ってオレンジ色の帯が入る。ミヤマシジミアサマシジミと似ており、とくにミヤマシジミとは長らく混同されていた。オレンジ帯の中にある黒斑にはミヤマでは水色の構造色があるが、本種では見られない。

年一化性で、成虫は6~8月にかけて見られる。越冬態はである。食草の根元近くの枯れ葉などに1つずつ産みつけられる。

食草はアザミ類・ヨモギ・ヤマボクチ(キク科)、オオイタドリタデ科)など。食草があればどこでも生息しているというわけではなく、山地性が強いことに加え環境がよくないと見られない。実際開発により多くの地域で絶滅し、現在は環境省指定準絶滅危惧種となっている。

分布

国内では北海道本州の山地高原(西日本では中国山地のみ)、国外ではヨーロッパから東アジアにかけてのユーラシア大陸に生息する。

かつては九州九重高原でも見られたが現在は絶滅した。

保全状況評価

ヒメシジミ本州・九州亜種 Plebejus argus micrargus(Butler)

参考文献

関連項目



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