ヒメクサキリ H.jezoensis
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/04 03:06 UTC 版)
「クサキリ」の記事における「ヒメクサキリ H.jezoensis」の解説
体長(頭頂より翅端まで)40-60mm。体は緑または褐色で、前胸背面上部両側がやや薄い色で縁取られている。この線は若齢幼虫では不明瞭で、クサキリとの区別は難しい。後脚脛節及びメスの産卵管は褐色部分が少なく、色が薄い。ヒメとは名が付くが体長・体格はほぼクサキリと同様、かえって本種の方が大きいことさえ有る。本州中部以北に分布。主に山間部、林縁などに生息し、北に行くほど個体数が増え、普通種となる。東北地方より北海道に掛けて、他のクサキリ類が見られない地方ではほぼ本種が占めるようになる。鳴き声はクサキリよりやや大きいぐらいで、区別が付きにくいが、時折、「ジ・ジ・ジ・・・・」と言うような合いの手を入れる鳴き方をすることで区別できる。羽はあるがほとんど飛翔しない。飛んでも1-2メートル程度の距離である。孵化及び羽化はクサキリより半月ほど早い。卵で越冬し、年1回発生。
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