ヒトに対する使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 04:52 UTC 版)
ヒトの場合、鼻弁は鼻孔の最も狭い部分であり、運動するときにこの領域は陰圧に晒されて小さくなる。鼻ストリップは鼻の皮膚に接着し、前鼻孔を開いたままにし、それが潰れるのを防ぐ効果がある。適切に適用されると、鼻腔のスペースを持ち上げて広げることができる。鼻ストリップは、薬物を使用せずに気道の流れを維持することができるものとして一般用医薬品として販売されている。また、接着剤による皮膚への刺激以外の副作用は報告されていない。 ある研究では、鼻ストリップが人間の鼻の前方3センチメートルの鼻腔容積を増やすのに有用であり、その目的のために点鼻薬の代わりになるかもしれないことを示しているが、一方で後部鼻孔の鬱血には特に役立たないともしている。 また、鼻ストリップはいびきの騒音を減らし、睡眠の質を改善することも証明されている。テストでストリップを着用した被験者は、ストリップが呼吸を促進するのに役立つと信じられている。特にマウスピースなどを着用する必要があるなどで、口よりも鼻孔からより多くの呼吸を必要とするアスリートが特に関心を寄せている。研究報告ではこれが必ずしも運動能力が向上することを実証していないが、それらの着用者は運動中の呼吸困難、または息切れがはるかに少ないという。
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