ヒイアカ_(衛星)とは? わかりやすく解説

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ヒイアカ (衛星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/04 00:28 UTC 版)

ヒイアカ
(136108) Haumea I Hiʻiaka
ハウメアとヒイアカ
仮符号・別名 S/2005 (2003 EL61) 1
S/2005 (136108) 1
Rudolph
分類 冥王星型天体の衛星
発見
発見日 2005年1月26日
発見者 M. E. ブラウン
C. A. トルヒージョ
D. ラビノウィッツ
軌道要素と性質
軌道長半径 (a) 49,880 ± 198 km
離心率 (e) 0.0513 ± 0.0078
公転周期 (P) 49.462 ± 0.083 日
軌道傾斜角 (i) 126.356 ± 0.064
近点引数 (ω) 154.1 ± 5.8 度
昇交点黄経 (Ω) 206.766 ± 0.033 度
ハウメアの衛星
物理的性質
直径 ~320 km
質量 (1.79 ± 0.11)
×1019 kg
ハウメアとの相対質量 0.00451 ± 0.00030
平均密度 1 ± 0.5 g/cm3
表面温度 32 ± 3 K
色指数 (J-H) -0.399 ± 0.034
Template (ノート 解説) ■Project

ヒイアカ[1] ((136108) Haumea I Hiʻiaka) は、冥王星型天体 (136108) ハウメア衛星。2つ見つかっている衛星のうちの大きい方であり、外側の軌道を回っている。

発見と命名

ヒイアカは、ハウメア (2003 EL61) の衛星のうち最初に発見されたもので、当初は S/2005 (2003 EL61) 1 という仮符号がつけられた。発見者グループはルドルフという渾名で呼んでいた。正式名称は、ハワイ神話の女神ハウメアの娘の1人で、ハワイ島の守護神であるヒイアカ英語版から名付けられた。

1999年には(もしその当時発見されていれば)ヒイアカのが観測できた。次に食が起きるのは2138年のはずである。

大きさと明るさ

ヒイアカの明るさは主星の 5.9 ± 0.5 % で、アルベドが同じと仮定すれば直径は主星の 22 %、ないし 350 km 近くである。これはもし小惑星帯にあればケレスパラスベスタヒギエアに次いで5番目に大きな天体となる程である。

質量

ハウメアと2つの衛星を合わせた系全体の質量は判っており、密度(水の氷と仮定すればほぼ 1)およびアルベドが主星と同じと仮定すればヒイアカの質量はハウメアの 1 % 程度となる。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 準惑星”. JAXA. 2019年3月9日閲覧。

関連項目

外部リンク

ハウメアの衛星
ヒイアカ ナマカ



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