ヒア・トゥデイ (ポール・マッカートニーの曲)とは? わかりやすく解説

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ヒア・トゥデイ (ポール・マッカートニーの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 21:54 UTC 版)

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ヒア・トゥデイ
ポール・マッカートニー楽曲
収録アルバム タッグ・オブ・ウォー
英語名 Here Today
リリース 1982年4月26日
録音
  • 1981年夏
  • 自宅スタジオ「The Mill」
ジャンル ポップ・フォーク[1]
時間 2分27秒
レーベル
作詞者 ポール・マッカートニー
作曲者 ポール・マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン
タッグ・オブ・ウォー 収録曲
ホワッツ・ザット・ユアー・ドゥイン
(A-4)
ヒア・トゥデイ
(A-5)
ボールルーム・ダンシング
(B-1)

ヒア・トゥデイ」(Here Today)は、ポール・マッカートニーの楽曲である。1982年に発売されたアルバム『タッグ・オブ・ウォー』に収録された。本作は楽曲発表の2年前に殺害されたジョン・レノンとの関係性や愛をうたった楽曲[1]。マッカートニーは、レノンとの想像上の会話という形式で作曲したと語っている。

楽曲のプロデュースは、ビートルズの大半の楽曲を手掛けたジョージ・マーティンが担当。シングル・カットはされていないが、ビルボード誌のMainstream Rock Songsチャートで最高46位を獲得した[2]

背景

歌詞は、前述のとおりレノンとマッカートニーの対話のように書かれており[3]、2016年にBBC Radioでのインタビューで、「彼に言えずにいたことをすべて曲に託そうと思ったんだ。僕はとても内向的で感情を表に出すのは苦手だからね。しかし、曲は僕にとってそれらを表す場所なんだ」とコメントしている[4]

2004年のガーディアン誌のインタビューで、「あまりにも身近だから、ジョンの事は歌にしないと思ってた。それなのに気が付くと、ギターを持って作曲してたんだ。男は普段、友達を褒めたり、愛してるとは言わないだろ?特に北部の男ならね」とコメントしている[5]

1981年の夏にサセックスにあるマッカートニーの自宅スタジオ「The Mill」でレコーディングが開始された[3]。楽曲はマッカートニーによるアコースティック・ギターの弾き語りと、マーティンがアレンジを手がけた弦楽四重奏で構成されている[3]。マッカートニーは後に、本作の一部が1964年のビートルズのアメリカツアー中にキーウェストで嵐を乗りきったときに生まれた元であることを認めている[3]

ライブでの演奏

マッカートニーは、いくつかのライブで本作を演奏しており、ライブ音源がライブ・アルバム『バック・イン・ザ・U.S. -ライブ2002』『バック・イン・ザ・ワールド』『アメーバズ・シークレット』『グッド・イヴニング・ニューヨーク・シティ〜ベスト・ヒッツ・ライヴ』の4作に収録されている[1]

なお、本作を演奏する前に、マッカートニーは毎回「ジョンに捧げます」と語っている[6]

演奏

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ a b c Greenwald, Matthew. Here Today - Paul McCartney | Song Info - オールミュージック. 2020年9月20日閲覧。
  2. ^ Paul McCartney - Awards”. オールミュージック. 2012年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月20日閲覧。
  3. ^ a b c d Womack 2018, p. 549.
  4. ^ “ポール・マッカートニー、「ビートルズ」解散後うつ状態になったことを告白!「音楽をやめようと思った」”. TVグルーヴ (株式会社TVグルーヴ・ドット・コム). (2016年5月25日). https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/28593.html 2020年1月4日閲覧。 
  5. ^ Harris, John (2004年6月11日). “I'm still standing” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/music/2004/jun/11/thebeatles.glastonbury2004 2020年1月4日閲覧。 
  6. ^ “ポール・マッカートニー、76歳とは思えない脅威の体力で新旧音楽を奏でる”. フロントロウ (株式会社オウトグラフ プロダクション). (2018年11月1日). https://front-row.jp/_ct/17224432 2020年1月4日閲覧。 

参考文献




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