パク人と地球人類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 02:47 UTC 版)
人類は250万年前に頓挫したパク人の播種計画の移民団の子孫である。宇宙移民船を建造したパク人たちは生命の樹を収穫することができず死んでしまった。地球の土壌は生命の樹の根に棲息するウイルスにとって必須のタリウムが不足しており生き延びることができなかった。結果として地球に降り立ったパク人のプロテクターは早い時期に死に絶えることとなり、パク人のブリーダーも本来の種(“ホモ・ハビリス”)から現生人類(“ホモ・サピエンス”)への進化を許すことになってしまった。地球の他の霊長類(ゴリラ、チンパンジー、オランウータンなど)もパク移民団の子孫であり、生命の樹の根さえあればプロテクター形態への変態は可能であろう(現実の地球上での霊長類への進化は250万年以上前に起こったと考えられているが、ニーヴンはその矛盾については言及していない)。 リングワールドはパク人が建造し、ブリーダーたちが入植した。その後プロテクターの数は減り続け、ついには遺伝的な純血を維持できなくなるほどになってしまった。ニーヴンのリングワールドの各作品では、さまざまな亜人類に進化したブリーダーたちが描かれている。
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