バダーリ文化期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 09:11 UTC 版)
「古代エジプトの宗教」の記事における「バダーリ文化期」の解説
雄牛の姿をした女性の小像が、男女の遺体と共に副葬されたが、象牙で粗く作られて男性の姿の小像は、後代の埋葬まで発見されていない。この小像は母なる女神に捧げられたものであるが、果たした役割や名前も、未だ明らかではないものの、この女神に対する信仰がこの時期に大きな影響力を持ち、広く人々の間に浸透していたことは疑いない。 また、上記の小像とは別に、ガゼルやカバ、ウシ、ブタ、雄牛の頭、ワニ、ハエ、魚、ヘビ、ライオンそしてセト神の動物など様々な種類の動物の副葬品も出土している。ナカダ2期(英語版)の終わりには、王を象徴するハヤブサの姿もこれに加わった。
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