ハレスの族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/22 05:46 UTC 版)
ハラディンの族(やから)とも呼ばれる。かれらの言葉からベオル一族の言葉が分かれ出ている。他の氏族より背が低く、知識の吸収にもあまり熱心ではなかった。女の戦士が他の部族に比べ比較的多いことでも知られた。ゲリオン川東岸の北部、サルゲリオンに移住し、指導者の下に寄り集まるのではなく、それぞれの農場や屋敷に散在して、自給自足の生活を送ることを好んだ。 かれらはしばらく平穏に暮らしていたが、エルダールとの離間策がうまくいかないことに業を煮やしたモルゴスが、直接被害を与えようとオークの軍勢を送り込んだため、ハルダドの指揮のもと、アスカール川とゲリオン川の間の三角地帯に立てこもった。ハルダドと息子のハルダールは討ち死にしたが、娘のハレスが後を継ぎ、カランシアの援軍が来るまで持ちこたえた。 その後かれらは、他の氏族に遅れてエストラドに至ったが、ハレスはさらなる西への移動を強硬に主張した。シリオンとテイグリン川を越えた先のタラス・ディアネンでようやく安住の地が見つかったが、ハレスとかの女に従う一部の者は、両河川にはさまれたブレシルの森にまで入り込んだ。この森はドリアスのシンゴル王の領土だったが、フェラグンドの口利きにより、オークの侵入を防ぐことを条件に居住が許された。
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