ハディージェとは? わかりやすく解説

モルディヴのハディージェ

(ハディージェ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 14:44 UTC 版)

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ハディージャ
12000の島々の女王、
モルディブのスルターナ英語版
在位 1347-1380

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Al-Sultana Khadeejah Sri Raadha Abaarana Mahaa Rehendhi (ディベヒ語: އައްސުލްޠާނާ ޚަދީޖާ ސިރީ ރާދަ އަބާރަނަ މަހާރެހެންދި) 或いはより有名な表記として レヒンディ・ハディージャ (ディベヒ語: ރެހެންދި ޚަދީޖާ)で知られる。レヒンディの意味はモルディブスルターナである。1347年から1380年にかけて3度統治した(第20、22、24代スルタン)。彼女はイスラーム国家におけるもっとも早期の女性統治者の一人である。

生涯

最初の即位

ハディージャはスルタン・ジャラール・ウッディーン・ウマル英語版(ウマル1世)の長女で、ラダファティ・カバディ・キレグ英語版の異母姉だった(ラダファティはハディージャの最後の統治の後に即位した)。ハディージャの最初の即位は、兄アフマド・シハーブ・ウッディーン英語版を継いだ1347年のことである。1363年まで統治した。

2回目の即位

363年に彼女は宰相(ワズィール)兼夫であるモハンマド・アル・ジャマール・ウッディーン英語版に廃位された。しかし、1364年に彼女は最初の夫を暗殺して復位した。2度目の在位は1364年から再び廃位される1374年まで続いた。1374年、2人目の夫で宰相でもあるアブド・イブン・ムハンマド・アルハドラミー英語版(アブドッラー1世)が即位した。

3回目の即位

廃位の3年後の1376年、彼女は2度目の夫のアブドッラー1世を暗殺し、最後の統治を開始した。1380年まで統治し、夫たちによる2度の廃位にもかかわらず、彼女は合計30年近く統治した。彼女の後は ラダファティ・カバディ・キレグ(ラダファティ)英語版が継いだ。

参考文献

史料

ハディージャの統治は以下の2種類の別個の史料によって検証されている。両史料の照合は家島彦一が『大旅行記 (5) (東洋文庫 (675))』で試みている。

  • イブン・バットゥータ,イブン・ジュザイイ著『大旅行記』(1355年)
  • ハサン・タージュ・ウッディーン『マルディブ群島の王統史』の校訂・訳注,1153年から1828/9年にわたるアラビア語による王統史。
    • The islamic history of the Maldive islands (Studia culturae Islamicae) by Ḥasan Tāj al-Dīn),Institute for the Study of Languages and Cultures of Asia and Africa (1982), ASIN B0007BP4KI,
    • The Islamic history of the Maldive Islands (Studia culturae Islamicae) - 2 Vol. Complete Set, by Ḥasan Tāj al-Dīn, Institute for the Study of Languages and Cultures of Asia and Africa (1984),ASIN B000IZBPCY

外部リンク

先代:
アフマド・シハーブ・ウッディーン英語版
モルディブのスルタン英語版
1347年 - 1363年
次代:
モハンマド・アル・ジャマール・ウッディーン英語版
先代:
モハンマド・アル・ジャマール・ウッディーン英語版
モルディブのスルタン英語版
1364年 - 1374年
次代:
アブド・イブン・ムハンマド・アルハドラミー英語版
先代:
アブド・イブン・ムハンマド・アルハドラミー英語版
モルディブのスルタン英語版
1376年 - 1380年
次代:
ラダファティ・カバディ・キレグ英語版

ハディージェ(英語版)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 14:02 UTC 版)

夢の雫、黄金の鳥籠」の記事における「ハディージェ(英語版)」の解説

スレイマン1世の妹。髪質異なるも兄同様に金の巻き毛琥珀色の瞳。兄に似て無言の圧力自身都合の良い流れ作るのが得意。恋人のアルヴィーゼと共にヒュッレムらの恋を応援しているが、ヒュッレム無邪気な振る舞いにより秘密が漏れる可能性大きいと危惧を抱く。母后とは異なり後宮から側室が"消える(殺される)"ことに心を痛めている。後宮異変凱旋したスレイマン告げる。アルヴィーゼからの贈り物の絹で仕立てた衣装ヒュッレム見せて2人幸福な未来を夢見ていたが、イブラヒムへの降嫁皇帝たる兄に命じられ愕然とする。アルヴィーゼの子妊娠していることをヒュッレムを介してアルヴィーゼに告げて2人駆け落ちをしようとするが、スレイマン見透かされ皇女としての恩恵失って良ければ勝手にしろと言われ直後腹部痛み倒れてしまう。その際自身後宮という「鳥籠」しか知らないこと知り皇女なくなれば1人生きることすら不可能だ悟って兄に命じられるままイブラヒム結婚した

※この「ハディージェ(英語版)」の解説は、「夢の雫、黄金の鳥籠」の解説の一部です。
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