ハクサンサイコとは? わかりやすく解説

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白山柴胡

読み方:ハクサンサイコ(hakusansaiko)

セリ科多年草高山植物

学名 Bupleurum longicaule subsp.nipponicum


ハクサンサイコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/28 20:43 UTC 版)

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ハクサンサイコ
群馬県至仏山 2012年8月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: セリ目 Apiales
: セリ科 Apiaceae
: ミシマサイコ属 Bupleurum
: ハクサンサイコ B. nipponicum
学名
Bupleurum nipponicum Koso-Pol.
和名
ハクサンサイコ(白山柴胡)

ハクサンサイコ(白山柴胡、学名:Bupleurum nipponicum )はセリ科ミシマサイコ属多年草。別名、トウゴクサイコ

特徴

全草は青白色を帯びる。根茎は細く伸び、匐枝の先からをだし繁殖する。は直立し、少数分枝し、高さは20-60cmになる。根出葉と茎の下部につくは、長楕円形からへら形で、長さ5-12cm、幅1-1.5cmになり、先はとがり、基部は細まり、縁は全縁になる。茎の中部より上につく葉は、長卵形で互生し、長さ4-8cm、幅1-2cmになり、無柄で基部が広がり茎を抱く。花期には根出葉と茎の下部につく葉は、枯れて無くなっている。

花期は7-8月。茎頂か、分枝した先端に複散形花序をつける。は小さく、黄色で5弁花。複散形花序の下にある総苞片は卵形から倒卵形で、1-3個あり、長さ4-12mm、幅2-7mm。小花序の下にある小総苞片は卵形になり先はとがり、5-6個あり、小総苞片は小花序より長い。果実は長楕円形になり、油管はやや太い。

分布と生育環境

日本固有種。本州中北部に分布し、亜高山帯から高山帯の開けた草地に生育する。

下位分類

  • シナノサイコ Bupleurum nipponicum Koso-Pol. f. stenolepis Kitag. -総苞片、小総苞片が細く、その数が4-10個あり、葉の幅が広い品種
  • エゾサイコ(ホソバノコガネサイコ) Bupleurum nipponicum Koso-Pol. var. yesoense (Nakai ex H.Hara) H.Hara -北海道の日高山脈に分布し、超塩基性岩の岩礫地に生育する。全体に小型で小総苞片が細い変種

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