ネーベルヴェルファーの登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 05:51 UTC 版)
「ネーベルヴェルファー」の記事における「ネーベルヴェルファーの登場」の解説
1941年、ドイツ軍はこのロケットランチャーを完成させた。口径150mmの円筒形ロケット発射装置を環状に6門設置し、足回りには3.7cm Pak36/37対戦車砲と同じものを使用、ロケットランチャーとしては非常にコンパクトだった。ただし、他の無誘導ロケット弾とも共通する特性として命中精度が低く、発射の際の異常に大きい発射音、発射煙および光は非常に目立つという欠点もあった。後に推進剤を二硝酸ジエチレングリコールに変更したため、発射音・発射煙および光は目立たなくなった。 「ネーベルヴェルファー」という名称を持つ兵器は6種類存在した。15cm 41型ロケット榴弾を発射する6連装の「15cm ネーベルヴェルファー41型」、1943年採用で21cm 42型ロケット榴弾を発射する5連装の「21cm ネーベルヴェルファー42型」、28cmロケット榴弾および32cmロケット焼夷弾を発射する6連装の「28/32cm ネーベルヴェルファー41型」、30cm 42型ロケット榴弾を発射する6連装の「30cm ネーベルヴェルファー42型」、そして、実質上は迫撃砲の「10cm ネーベルヴェルファー35型」、高角度射撃が可能で榴弾砲に似た形式の「10cm ネーベルヴェルファー40型」である。21cm ネーベルヴェルファー42型は従来の15cmロケット弾を使用でき、また、41型の部品が流用されている。
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