ネバリノギクとは? わかりやすく解説

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ネバリノギク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/23 10:10 UTC 版)

ネバリノギク
ネバリノギク Aster novae-angliae
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: シオン属 Aster
: ネバリノギク A. novae-angliae
学名
Aster novae-angliae L.
和名
ネバリノギク
英名
New England Aster

ネバリノギク学名Aster novae-angliae)は、キク科に分類される多年草の一種。北アメリカ東部原産で、日本には外来種として定着している。英名はニューイングランド・アスター(英:New England Aster)。

分布

英名が示す通り北アメリカ東部原産[1]

日本では北海道から九州までの各地にところどころ定着している[1]

特徴

7-10月に頭状花を咲かせる。花の色は紅紫、青紫、白、桃色など変化に富む。高さは0.3-1.5mほどまで生長する。同属のユウゼンギクと異なり、総苞片が著しく反り返り、腺毛が粘る[2]

里山や荒地などの環境に生育する。

外来種問題

日本には大正時代に観賞用に導入され、現在では日本各地に散発的に定着している[1]在来種競争して悪影響を与える恐れがあるため、栽培の際は野外へ逸脱しないように注意する必要がある[1]

外来生物法により要注意外来生物に指定されている。また、日本生態学会の選定した日本の侵略的外来種ワースト100にも本種が選ばれている[3]

日本には本種以外にもユウゼンギク、キダチコンギクホウキギクヒロハホウキギク、オオホウキギク、チョウセンヨメナといった同属の近縁種が外来種として定着している[2]

脚注

  1. ^ a b c d 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7 
  2. ^ a b ネバリノギク 北海道 ブルーリスト
  3. ^ 村上 & 鷲谷 2002, p. 363.

参考文献

  




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