ネットワーク方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 21:16 UTC 版)
この方式は宅配ボックスが通信回線で宅配ボックス会社と接続されており、長期滞留荷物がないかをオンラインで毎日自動点検する。3日間以上入りっぱなしになっている場合は、メール・電話・郵便で登録契約者宛てに通知を行う。通知してもさらに長期間入りっぱなしになっている場合は、宅配ボックス会社が強制的に取り出す。このため、長期滞留荷物の防止(=ボックスの満杯防止)に大きな効果がある。 この方式の宅配ボックスを利用するにあたっては、事前にインターネット等で会員登録が必要である。(名前や電話番号を登録する) 液晶画面には、各住人が事前に登録した名前が表示されるので、配達員は表示された名前で居住確認を取って入庫することができ、誤配達が起こりにくい。 宅配ボックス管理センターとの通話機能があり、トラブル時に24時間いつでもサポートを受けられる。例えば、配達員のミスで荷物を取り出せないときや、磁気カードを紛失したときは、遠隔操作で扉を開けてもらうことができる。 管理は宅配ボックス会社への委託となるので、管理人の仕事の負担が減る。 スタンドアローン方式と同じサイズで機種価格を比較した場合は割高であるが、ネットワーク方式は荷物が滞留せず、満杯になりにくいためスタンドアローン方式よりも一回り小さいサイズでの運用も可能であり、実質的にはスタンドアローン方式とコストはあまり変わらないこともある。 特定のメーカーの上位機種の電子式ボックスがこの方式である。
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