ニサ (ポーランド)とは? わかりやすく解説

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ニサ (ポーランド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/28 16:12 UTC 版)

ニサ


紋章
愛称: 
Śląski Rzym
(シレジアのローマ)
ニサ
座標:北緯50度28分17秒 東経17度20分2秒 / 北緯50.47139度 東経17.33389度 / 50.47139; 17.33389座標: 北緯50度28分17秒 東経17度20分2秒 / 北緯50.47139度 東経17.33389度 / 50.47139; 17.33389
ポーランド
オポレ県
ニサ郡
グミナ ニサ
創立 10世紀
都市権授与 1223年
政府
 • 町長 Kordian Kolbiarz
面積
 • 合計 27.5 km2
標高
195 m
人口
(2019年6月30日[1]
 • 合計 43,849人
 • 密度 1,600人/km2
等時帯 UTC+1 (CET)
 • 夏時間 UTC+2 (CEST)
郵便番号
48-300
市外局番 +48 77
ナンバープレート ONY
ウェブサイト http://www.nysa.pl

ニサポーランド語: Nysa [ˈnɨsa] ( 音声ファイル))、あるいはヌィサは、ポーランド南西部、ニサ・クウォツカ川(グラッツァー・ナイセ川)河岸にある町。オポレ県に属し、人口は48,849人(2019年)。ニサ郡の郡都である。周辺自治体を含めると、60,123人の都市圏を形成している。ドイツ語名はナイセ(Neisse、旧表記 Neiße)。

歴史

聖ヤコブと聖アグネス大聖堂

ニサはシレジア地方の最古の町の一つである。10世紀ころにおそらく町ができたとされ、その後同名の公国の首都となった。ニサ公国としてヴロツワフ司教座の一部となった。1350年以降にできた町の要塞設備は、1424年フス派から町を守るために使われた。

17世紀三十年戦争の間、町は3度包囲された。第一次シレジア戦争(1740年-1741年オーストリア継承戦争)は、シレジアにおけるオーストリア主権の終わりを告げ、町はプロイセンフリードリヒ2世の手に渡り、町の要塞設備は近代的なものにつくり変えられた。1769年8月25日、ナイセはフリードリヒ2世と神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世の会談の場となった。

ナポレオン戦争では、ナイセは1807年フランス帝国に占領された。プロイセン領シュレージエンではプロテスタントが優勢であったが、ナイセはほとんどがカトリック教徒であった。ゴシック様式バロック様式の教会が数多くあるナイセは、かつて「シレジアのローマ」と呼ばれていた。1816年から1911年、町は独立都市となって以後ナイセ地区の首府であった。

第一次世界大戦後、ナイセはヴァイマル共和国の新設されたオーバーシュレージエン(上シレジア)の一部となった。第二次世界大戦では赤軍に占領され、町はポツダム協定に基づきポーランド行政下に置かれ、ポーランド語の地名ニサに変更された。町に住んでいたドイツ人住民は、ドイツ人追放によって町を出て行き、替わってポーランド人が移り住んだ。

スポーツ

  • スタル・ニサSA
  • KŻニサ
  • AZS PWSZニサ
  • ポロニア・ニサ
  • ポザムチェ・ニサ
  • AZSバスケット・ニサ
  • NTSKニサ
  • フォルト・ニサ
  • NTGニサ

著名な出身者

姉妹都市

脚注

  1. ^ Population. Size and structure and vital statistics in Poland by territorial division in 2019. As of 30th June”. stat.gov.pl. Statistics Poland (2019年10月15日). 2020年2月14日閲覧。
  • "NEISSE BUCH DER ERINNERUNG", Dr. Max Warmbrunn & Alfred Jahn, Gedruckt bei Druckhaus Nürnberg GmbH, 1966

外部リンク


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