ナトゥ・ラ峠とは? わかりやすく解説

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ナトゥ・ラ峠

(ナトゥ・ラ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/12 17:00 UTC 版)

ナトゥ・ラ峠
ナトゥ・ラ峠のインド側
チベット語
チベット文字: རྣ་ཐོས་ལ་
ワイリー方式: rna thos la
蔵文拼音: Natola
その他の表記: नाथू ला (ヒンディー語
英文表記: Nathu La
中国語
繁体字: 乃堆拉山口
簡体字: 乃堆拉山口
拼音: Nǎiduīlā Shānkǒu
人民解放軍の士官と握手をするゴーピーナート・ムトゥカド英語版(2007年12月)

ナトゥ・ラ峠(ナトゥ・ラとうげ、Nathu La)はインドシッキム中華人民共和国チベット自治区を結ぶである。ナトゥ・ラ峠の海抜は4545m

中国のチベット自治区ラサ市から約340km、インドのコルカタからは約540km、ガントクの中心街から約23km、最寄りの鉄道駅となるシリグリシリグリジャンクション駅英語版からは約85kmの位置にある(上記はいずれも直線での距離)。

ナトゥ・ラ峠はシルクロードの南ルートの一部であった。インド側からは、ヒンズー教徒シッキム州から聖地であるカイラス山へ巡礼に向かうルートになっている[1]

中印国境紛争により1962年から閉じられていた。その後、2006年7月から通行が可能となり、毎年4月から10月の間のみ通行が可能となっていたがその後再び閉鎖。近年では2015年6月22日に解放された[2]が、2017年6月、武力衝突が再開され再び閉鎖されている[3]

脚注

  1. ^ 外務省「巡礼ルート再開はインドの対応次第」 CRI online(2017年6月28日)2017年8月11日閲覧
  2. ^ 中国、インドの巡礼者にチベット・ナトゥラ峠開放 新華網日本語(2015年6月23日)2017年8月11日閲覧
  3. ^ 外交部報道官がインド辺境防衛部隊のシッキム州での越境について記者の質問に回答 新華網日本語(2017年6月27日)2017年8月11日閲覧

参考文献

関連項目

外部リンク

座標: 北緯27度23分12秒 東経88度49分53秒 / 北緯27.38667度 東経88.83139度 / 27.38667; 88.83139




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