ナイジェリア独立後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 23:00 UTC 版)
1960年、ナイジェリアが独立すると、ハウサ人は北部人民会議(NPC)を結成して選挙に勝利し、NPCのタファワ・バレワが連邦初代首相となった。ハウサ人は議会での優位を利用しハウサ人寄りの政策を進めたため、特に東部のイボ人の反発を買った。逆にハウサ人は、教育を受け商売が上手いため北部に進出してきているイボ人を警戒した。 1966年1月15日、イボ人のジョンソン・アグイイ=イロンシ将軍によるクーデターが発生し、タファワ・バレワ首相など北部系の政治家が殺された。しかし、それに反発したハウサ人が5月にカノをはじめとする北部諸都市でイボ人の虐殺を行い、イロンシ将軍も6月に再び起こったクーデターで殺害され、さらに9月に再びイボ人の虐殺が起きると、ハウサ人主導の政府に反発したイボ人は独立を宣言し、戦争が始まった(ビアフラ戦争)。 ビアフラ戦争が終結したあとも、ナイジェリアにおけるハウサ人の優位は基本的に継続している。
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