ナイジェリアの手紙
電子メールや電話などを利用した詐欺の手口の一種。英語で、金銭のやりとりに関わる依頼が突然あり、それを信用して加担すると詐欺に巻き込まれるというもの。
ナイジェリアが中心的な発信地とされるためこの「ナイジェリアの手紙」の名で呼ばれている。
先進国の比較的富裕な人などがナイジェリアの手紙に騙されることが多いとされる。
419詐欺
国際送金や資金洗浄のために銀行口座を貸して欲しい、貸してくれれば謝礼として膨大な見返りを約束する、という虚偽の儲け話を持ちかけ、手数料などと称して金銭を別口座へ振り込むように誘導し、そのまま連絡を絶つという詐欺の手口の呼び名。
419詐欺の手口は1980年代には確認されている。当初はナイジェリアを舞台として騙る事例が典型的であったこともあり、「ナイジェリアの手紙」という俗称が半ば定着している。なお「419」という数字は、同手口がナイジェリア刑法419条(資金洗浄に関する規定)に抵触するという事実に由来している。
419詐欺は、当初は相手を選んで手紙(郵便物)を使って話を持ちかける手口として行われてきたが、2000年代に入り電子メールが一般に浸透すると、スパムメールとして無差別的にばらまかれるようになっている。
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