ドーナツホールとは? わかりやすく解説

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ドーナツホール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/20 07:56 UTC 版)

米津玄師 > 米津玄師の作品 > ドーナツホール
「ドーナツホール」
ハチシングル
リリース
規格 音楽配信
ジャンル J-POP
オルタナティヴ・ロック
時間
レーベル REISSUE RECORDS
作詞・作曲 ハチ
プロデュース ハチ
ハチ シングル 年表
- ドーナツホール
(2015年)
砂の惑星(feat.初音ミク)
(2017年)
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映像外部リンク
ハチ - ドーナツホール (オリジナル) (YouTube)
ハチ - ドーナツホール 2024 (YouTube)
「ドーナツホール(COVER)」
米津玄師シングル
初出アルバム『YANKEE
リリース
規格 CD、音楽配信
ジャンル J-POP
オルタナティヴ・ロック
時間
レーベル ユニバーサルミュージック合同会社
作詞・作曲 ハチ
ゴールドディスク
チャート最高順位
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    ドーナツホール」(英文表記: DONUT HOLE)は、日本ミュージシャン米津玄師ハチの名義でリリースした楽曲。ボーカロイドGUMIを用いて制作された。

    制作背景

    ハチこと米津玄師は、2009年頃よりボーカロイドを用いた楽曲をリリースし、ネットシーンを中心に活動。「結ンデ開イテ羅刹ト骸」「マトリョシカ」「パンダヒーロー」を始めとするボーカロイドシーンのヒット曲を多数出した。2012年に本人の名義でリリースしたスタジオ・アルバムdiorama』を皮切りにハチとしての活動は鳴りを潜め、2013年にはユニバーサル・シグマよりメジャーデビューを果たした。「ドーナツホール」はハチとしては約2年9か月ぶりのリリースで、かつてない期間を空けてのリリースであった。米津はハチとしてリリースした楽曲に対して、「ボーカロイドありきの環境で制作したもので、自分で歌うつもりはまったくなかった」という自身の後ろ向きなスタンスについて発言している。しかし「ドーナツホール」に対しては制作段階から自ら歌唱するイメージを覚えていた。2014年リリースのアルバム『YANKEE』にはセルフカバーバージョンが収録された。これ以降には「ゆめくいしょうじょ」(沙上の夢喰い少女)「砂の惑星」のセルフカバーをリリースしており、米津玄師とハチの境目が段々なくなっている印象を感じていた[1]

    プロモーション・リリース

    「ドーナツホール」は2013年10月28日にYouTubeニコニコ動画の米津のチャンネルでミュージックビデオが公開された。ミュージックビデオには、米津が手がけたGUMI初音ミク巡音ルカ鏡音リンのイラストレーションを多数用いたアニメーションで構成されている。2014年リリースの米津のアルバム『YANKEE』には「ドーナツホール(COVER)」と称したセルフカバーバージョンが収録された[2]。オリジナル・バージョンは2015年11月13日にハチ名義でデジタルシングルとしてリリースされた[3]

    オリジナル版(2013年版)

    2023年4月18日、ハチ時代にニコニコ動画に投稿したオリジナルの「ドーナッツホール」MVが、約10年弱の月日を経て1,000万回再生を意味する「VOCALOID神話入り」を達成した。これは、ニコニコ動画史上15曲目となる神話入りで、ハチにとって「マトリョシカ」と「砂の惑星」に続いてVOCALOID神話入り楽曲が計3曲となったほか、3曲が神話入りを果たしたボカロPwowakaに次ぎ2人目となった[4]

    再投稿版(2024年版)

    初投稿から11年後の2024年9月30日に、Youtube、ニコニコ動画にてProduction I.G制作の新規ミュージックビデオ版が投稿された。この投稿は米津玄師が「砂の惑星」以来、約7年ぶりにハチ名義で投稿したものである。新MV投稿にあたり、同曲を題材にしたチョコレートを高級チョコレートブランドのゴディバから期間限定コラボレーションで販売することも話題を呼んだ[5]

    2025年5月5日、ニコニコ動画において投稿から217日で100万回(ミリオン)再生を達成した[6]

    なお、再投稿にあたって米津は新しいMegpoidを購入し楽曲の打ち込み直しを行おうとしたものの、曲のグレードアップに意味がないと判断し、当時のものからミックスとマスタリングの修正をするにとどめている[7]

    構成

    「ドーナツホール」はBPM250の早いテンポで終始構成されている。ハチ名義でリリースした以前の楽曲のほとんどがDTMを用いたいわゆる打ち込みで制作されたのに対して、本楽曲は生演奏のバンドサウンドが用いられ、「YANKEE」でのオルタナティヴ・ロックへの接近をフィーチャーしたロックチューンである[8]

    収録内容

    音楽配信
    # タイトル 作詞・作曲 編曲 時間
    1. 「ドーナツホール」 ハチ ハチ
    合計時間:

    脚注

    出典

    1. ^ “ハチと米津の境目がどんどん薄くなってきている”. 音楽ナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/music/pp/yonezukenshi04/page/2 2019年12月25日閲覧。 
    2. ^ “米津玄師、新作アルバム『YANKEE』はハチ名義「ドーナツホール」入り”. BARKS (BARKS). (2014年2月27日). https://www.barks.jp/news/?id=1000100681 2019年12月25日閲覧。 
    3. ^ “ハチ「ドーナツホール」iTunes Store配信スタート”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2015年11月13日). https://natalie.mu/music/news/165916 2019年12月25日閲覧。 
    4. ^ VOCALOID神話入りとは (ボーカロイドシンワイリとは) [単語記事]”. ニコニコ大百科 (2012年8月30日). 2025年5月1日閲覧。
    5. ^ GODIVA×HACHI ドーナツホールコレクション”. 米津玄師 official site「REISSUE RECORDS」 (2024年9月27日). 2024年10月3日閲覧。
    6. ^ ニコニコ ミリオン達成bot @nicolog_million (2025年5月5日). “ハチ MV 「ドーナツホール 2024」 が100万再生を達成しました”. X. 2025年5月6日閲覧。
    7. ^ <インタビュー>米津玄師 新曲「Azalea」で向き合った、恋愛における“距離”――「愛情」の源にある“剥き身の生”とは”. Billboard JAPAN (2024年11月21日). 2024年11月21日閲覧。
    8. ^ “米津玄師、2年9カ月ぶり「ハチ」名義でボカロ楽曲公開”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2014年10月28日). https://natalie.mu/music/news/102376 2019年12月25日閲覧。 



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