ドラムの弱音器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 07:03 UTC 版)
ドラム(太鼓)の音は、「アタック音」「倍音」「胴鳴り」「余韻」などの要素の複合で成り立っている。必要な音を際立たせ、余分な音をカットする目的で、消音器が使われる。例えば、ポピュラー音楽のバスドラムでは、余韻をミュートする(「どどーん」という鳴り方ではなく、「どどっ」という鳴り方にする)ことが多い。マーチングバンドでは更に余韻をミュートし、ほとんど打撃音しか出ないようにミュートしている。 弱音器としては、専用の器具(リングミュート、パッドによるミュート、帯ミュートなど)を用いるほか、毛布やタオルをバスドラの胴に入れる、ハンカチやティッシュ等をガムテープでヘッドの端に止める、ガムテープ単体でヘッドに貼り付ける、などの方法がある。ミュートする位置やミュート圧によって、どの音域およびどの要素の音をミュートするか、選ぶことができる。
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