トランプゲームの分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 17:58 UTC 版)
トランプを使ったゲームの数は、あるゲームを別のゲームの変種とするかどうかで大きく違ってくるが、数百種類があることは確かである。ここではそのすべてを羅列することはしない。より詳しい一覧は、カードゲームおよびCategory:トランプを見られたい。また日本独自のトランプゲームの一覧はCategory:日本のトランプゲームにまとめられている。 トランプゲームの分類方法にはさまざまのものがあるが、ここではデビッド・パーレットの新しい分類による。 トリックテイキングゲーム 各競技者が手札を1枚ずつ出し、もっとも強いカードを出したものがそのトリックを取るもの。プレイントリックゲーム トリック数を競うもの。コントラクトブリッジ・ホイスト・(イギリスの)ナポレオン(ナップ)・スペード ポイントトリックゲーム 特定の種類のカードの枚数や点数を競うもの。(日本の)ナポレオン・ゴニンカン・ツーテンジャック・スカート・ピノクル・アルカナ40 ペナルティトリックゲーム トリックを取らないことを目指すもの。ハーツ カードキャッチゲーム 多くのカードを取ったものが勝ちとするもの。戦争など。トリックテイキングゲームもカードキャッチゲームの一種である。フィッシングゲーム 手札と場札を合わせて取るもの。カシノ・スコパ アディングアップゲーム カードのランクを足していくもの。クリベッジが代表。 コレクティングゲーム カードの組み合わせを作るもの。51・うすのろゴーイングアウトゲーム 早く手札をなくした者を勝ちとするもの。ババ抜き・7並べ・ダウト・ページワン・アメリカンページワン・ドボン・ドゥラーク・シットヘッド ラミー : セブンブリッジ・ジン・ラミー・カナスタ クライミングゲーム 相手より強いカードを出すか、さもなくばパスするもの。争上游・鋤大D・大富豪、大貧民 ストップス カードをランク順になるように出していくもの。ポープ・ジョーン メモリーゲーム 神経衰弱 ペイシェンスゲーム カードをある規則によって並べかえるもの。ひとり遊びの多くがここに属する。クロンダイク・キャンフィールド・フリーセル・ピラミッド・ゴルフなど。しかし、スピードのように、ひとり遊びでないものもある。 ギャンブリングゲーム ゲームの結果がほぼ運にたよるもの。十三張 フィフティーン ヴァイイングゲーム 一番良い手が誰であるか賭けて争うもの。ポーカーが代表的。 バンキングゲーム ひとりの親と複数の子が戦うもの。ブラックジャック・バカラ・カリビアンスタッド なお、パーレットの古い分類ではクライミングゲーム・ゴーイングアウトゲームは「シェディングゲーム」、ラミーは「コレクティングゲーム」にまとめていた。ペイシェンスゲームはオーダリングゲームと呼んでいた。
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