トラミエル時代: XE シリーズと XEGS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 00:14 UTC 版)
「Atari 8ビット・コンピュータ」の記事における「トラミエル時代: XE シリーズと XEGS」の解説
8ビットの最後のマシンは Atari 65XE と Atari 130XE である。1985年に Atari ST シリーズと同時に発表され、外観は Atari ST とよく似ている。65XE は 800XLの後継機であり、当初 900XLF と呼ばれていた。PBIが削除された以外は機能的に同等である。ヨーロッパ版の 65XE と 130XE は Enhanced Cartridge Interface (ECI) を装備している。ECIは電気的にはPBIと互換性があるが、物理的には小さく、カートリッジ用インタフェースの隣にあって、カートリッジ用インタフェースを補完する信号線だけを備えている(つまり、カートリッジ用インタフェースと組合わせて使用する)。130XE はバンク切り替え機能により、搭載した128KバイトのRAMにアクセス可能である。 アタリは 800XL のヨーロッパ(特に東ヨーロッパ)での人気にあやかろうとして、130XE を 800XE と名称変更した。しかし、東ヨーロッパで販売された 65XE と 800XE にはバグだらけのGTIAチップが使われていた(特に1991年に中国で生産されたものは品質が悪かった)。 最終的に任天堂が成し遂げたゲーム産業の再起に引かれて、アタリは1987年に XE Game System (XEGS) をリリースした。キーボード、ジョイスティック、ライトガン、いくつかのゲームカートリッジをバンドルして販売された。65XEと基本的には同一であり、このシリーズのソフトウェアや周辺機器をそのまま使える。しかし、マーケティング戦略の問題とリリースが続かなかったことが原因で、販売は振るわなかった。 1992年1月1日に、アタリは公式に全8ビット・コンピュータのサポートをやめた。
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