トックリコロガシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 15:27 UTC 版)
大阪の被差別部落で行なわれていた婚姻習俗で、徳利を転がす婚約成立の儀礼。仲人が娘の家に行って縁談を調えると、男側の仲間たちが簡単な酒肴を携えて娘の家へ行き、娘の親や親戚、仲人らと盃を交わし、飲み終わると、徳利(または一升瓶)を倒してころころと転がす。これが済むと原則として破談にはできず、男は結婚式までの数か月、あるいは一年以上、公然と娘の家へ通って関係を持つことができる。また、各地に死者の部屋で徳利をまわしたり、ザルを転がすザルコロガシの習俗がある。
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