デジタル映像事業と財務危機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 22:43 UTC 版)
「テクニカラー (企業)」の記事における「デジタル映像事業と財務危機」の解説
2000年にトムソン・マルチメディアはイギリスのカールトン・テレビジョンからテクニカラー社(Technicolor)を買収、放送管理・施設機器事業に参入した。2002年にはグラスバレー・グループ(Grass Valley Group)を買収。さらにITVからムービング・ピクチャー・カンパニーを買収。2004年にはPRNも買収。2005年にタレス・グループから放送・マルチメディア機器部門を買い戻した。 2009年に財務状況が悪化し、倒産を避けるための合理化案としてグラスバレーとPRNの売却を示唆した。 2010年にはテクニカラー(Technicolor SA)に社名を変更。多角化した子会社への投資縮小を行ない、グラスバレー及び放送機器は投資ファンドのフランシスコ・パートナーズに売却した。PRNを含む放送事業は仏系投資ファンドFCDEに売却した。 近年、トムソンブランドでの家電製品の販売を再開。2012年、投資集団のベクター・キャピタルがテクニカラーに16.7億-19.1億ユーロの規模で資本注入(29.94%までの少数株主を維持)を受ける。ベクター・キャピタルから取締役を受入れた。 2015年に、テクニカラーは北米の光学ディスク製造流通事業をシンラム・グループ(Cinram Group)から約4,000万ユーロで買収。2018年にはパテント・ライセンス事業をインターデジタル(InterDigital)に4.75億ドルで売却し、2019年にその見返りとして研究開発部門を入手していたと発表した。
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