ディレクTVとの契約 - エンターテイメント路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 13:26 UTC 版)
「フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング」の記事における「ディレクTVとの契約 - エンターテイメント路線」の解説
日本に進出を図ったディレクTVがキラーコンテンツの1つとしてFMWを選んだ。1998年3月、「3年3億円」で契約してテレビ放映を手にしたFMWは最大のインディー団体と言われるようになる。契約を結んだFMWは制作費の提供を受けてグレードアップしたエンターテイメント路線を走り始めた。その第1弾になった横浜アリーナ大会ではハヤブサ対雁之助、大仁田厚対冬木弘道、金村キンタロー対新崎人生、田中将斗対クラッシャー・バンバン・ビガロなどが行われて、いずれも好勝負になった。その後、社長の荒井昌一と所属選手が一丸になって大仁田に対して撤退を要求して1998年11月20日、横浜文化体育館大会を最後に大仁田はFMWを離れた。 1999年5月、アクの強いエンターテイメント路線にシフトチェンジを行い、ドッグフードマッチやおばけ屋敷マッチなど、これまでの日本では考えられなかったショー要素の強いプロレスを展開。さらにAV男優のチョコボール向井やAV女優の若菜瀬奈、演歌歌手の谷本知美などのプロレス経験がない素人までを試合に参加させてファンの話題と反発を呼んだ。10月29日、後楽園ホール大会の最後にHと偽ハヤブサが乱闘を起こして一般人はおろか杉作J太郎までも巻き込まれて警備員に制止される羽目になった(更にHがディレクTVの業務用ビデオカメラ(1000万円相当)を叩き壊したりもしている)。 業績は好調であるかに見えたが、1999年11月23日、ファンクス、ショーン・マイケルズ、レイヴェンらの大物選手を招聘して横浜アリーナで旗揚げ10周年記念大会を開催したが、興行的には失敗しFMWの経営状態は一気に悪化していった。
※この「ディレクTVとの契約 - エンターテイメント路線」の解説は、「フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング」の解説の一部です。
「ディレクTVとの契約 - エンターテイメント路線」を含む「フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング」の記事については、「フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング」の概要を参照ください。
- ディレクTVとの契約 - エンターテイメント路線のページへのリンク