テューキーの範囲検定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/17 03:30 UTC 版)
テューキーの範囲検定(テューキーのはんいけんてい、英: Tukey's range test)は、一段階(シングルステップ)多重比較法ならびに統計検定の一種である。テューキーの範囲検定、テューキー法、テューキーのHSD (honestly significant difference) 検定としても知られている[1]。名称はジョン・テューキーに因む[2]。テューキー法では全ての可能な平均の対を比較し、「スチューデント化された範囲分布」(q) を用いる(この分布はt検定に用いられるt分布に似ている)[3]。テューキーのHSD検定は、テューキーの平均差検定(ブランド=アルトマン検定としても知られている)と混同してはならない。
- ^ Lowry, Richard. One Way ANOVA – Independent Samples. Vassar.edu. Retrieved on December 4th, 2008
- ^ Tukey, J. (1949). “Comparing Individual Means in the Analysis of Variance”. Biometrics 5 (2): 99-114. PMID 18151955 .
- ^ a b c d Linton, L.R., Harder, L.D. (2007) Biology 315 – Quantitative Biology Lecture Notes. University of Calgary, Calgary, AB
- ^ a b c d 永田 & 吉田 1997, p. 37.
- ^ a b 永田 & 吉田 1997, p. 35.
- ^ a b c d e f 林 智幸、新見 直子「厳格化の観点からの多重比較法の整理」『広島大学大学院教育学研究科紀要. 第三部, 教育人間科学関連領域』第54号、2006年、189–196頁、doi:10.15027/27381。
- 1 テューキーの範囲検定とは
- 2 テューキーの範囲検定の概要
- 3 スチューデント化された範囲 (q) 分布
- 4 比較の順序
- 5 参考文献
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