テゼでの集い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/15 10:16 UTC 版)
フランスのテゼは、年間を通じて若者が世界中から毎週数千人の若者が訪れる巡礼地として知られている。夏になるとテントが立ち並び、ピーク時には1万人近い訪問者を迎える。テゼを訪問する多くの若者は、1週間滞在し、ブラザーたちの朝昼夕と毎日3回の「共同の祈り」に加わる。滞在期間中は、ブラザーの1人が導く聖書の学びとそれに続く小さなグループでの分かち合いのプログラムに参加するとともに、掃除、食事の配膳や歌の奉仕(聖歌隊)などのワーク・グループに所属して役割を担うこととなる。 テゼでは1週間が1サイクルとなっており、1週間の滞在を通して、若者は主の過越(キリストの受難と復活)を経験する。つまり、毎週金曜日にはキリストの十字架の死を思い起こす「十字架を囲む祈り」("Prayer around the cross")があり、土曜日の夜には、ろうそくの光とともにキリストの復活を喜び祝う「光の祭り」("Celebration of light")という祈りがある。日曜日には「ユーカリスト」(ミサ、聖餐)をともに祝う。
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