カルビチム
(テジカルビチム から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/07 20:18 UTC 版)
カㇽビチㇺ | |
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種類 | チㇺ |
発祥地 | 朝鮮 |
主な材料 | カㇽビ |
カㇽビチㇺ | |
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各種表記 | |
ハングル: | 갈비찜 |
RR式: | galbi-jjim |
MR式: | kalbi-tchim |
カㇽビチㇺ(갈비찜)は、朝鮮料理の蒸し料理であるチㇺの一種で、カㇽビ(牛バラ肉)を用いるものである。古くは「カリチム」と呼んだ[1]。牛か豚のカㇽビを用いるが、後者の場合は特にテジカㇽビチㇺと言う[2]。
伝統
伝統的には、秋夕の際に、ソンピョン、ナムㇽ、サトイモのスープ、クリのダンプリング、鶏肉のチㇺ、秋の果物とともに食べる[3]。カㇽビチㇺは、子牛肉のリブの中心部分のみを用い、周辺部分はスープの出汁にする。韓国では、カㇽビは牛肉の他の部位よりも高価なため、高級な料理と考えられている[4]。
作り方
リブは小分けし、余分な血を除く。調味料をよく浸透させるために、骨にまで切り込みを入れる。余分な脂肪は、切り取るか湯通しして除去する。醤油、ごま油、タマネギ、ニンニク、コショウ、練りごま、ショウガ、砂糖を混ぜ、カㇽビとともに中火で煮込む。時々かき混ぜながら時間をかけて煮込んでから、ナツメ、ギンナン、ニンジン、松の実とともに追加の調味料を加え、再度火にかける。火から下ろす直前に、クリ、シイタケ、イワタケを加える[4]。伝統的に平皿ではなく、深い皿に乗せて提供する。
地域ごとの違い
大邱広域市の中区には、カㇽビチㇺ通りが存在する。ここには、1972年にマッコリの肴として初めてカㇽビチㇺを出した料理店がある。この地域は、今でもカㇽビチㇺが名物である[5]。
京畿道には、豚肉を用いたチョンカㇽビチㇺがある。豚肉のリブをショウガ、醤油、ニンニク、ごま油、練りごま、塩、コショウに漬け込み、強火で加熱してソースを煮詰める[6]。
ギャラリー
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テジカㇽビチㇺ
関連項目
出典
- ^ 是議全書
- ^ Galbijjim at Doosan Encyclopedia
- ^ Lee, Jiho (이지호), Discussions of Korean Cuisine (한국 음식론), Gwangmungak, Seoul, 2002. ISBN 89-7093-241-0
- ^ a b 韓国民族文化大百科事典
- ^ Daegu's galbijjim street, Sports Seoul, 2004-05-27. Retrieved 2010-07-01.
- ^ Jong-galbijjim at Doosan Encyclopedia
外部リンク
- Cooking Video : Kalbi chim at the Embassy of the Republic of Korea
- Baejeob galbijjim recipe at the Embassy of the Republic of Korea
- Galbijjim recipe
- Galbijjim recipe at AsianSupper
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