ツルマサキとは? わかりやすく解説

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ツルマサキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/18 08:21 UTC 版)

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ツルマサキ
福島県会津地方 2009年6月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ニシキギ目 Celastrales
: ニシキギ科 Celastraceae
: ニシキギ属 Euonymus
: ツルマサキ Euonymus fortunei
学名
Euonymus fortunei (Turcz.) Hand.-Mazz.
シノニム

Euonymus fortunei (Turcz.) Hand.-Mazz. var. radicans (Miq.) Rehder

和名
ツルマサキ(蔓柾)

ツルマサキ(蔓柾、学名:Euonymus fortunei)は、ニシキギ科ニシキギ属常緑つる性木本。別名、リュウキュウツルマサキナガバツルマサキマルバツルマサキ

種小名は、幕末に来日したイギリスプラントハンターロバート・フォーチュンへの献名

特徴

緑色のの各所から多数の気根をだして他の樹木をよじ登るか、地上を這う。は革質で長さ0.3-1cmの葉柄をもって年茎ごとに1-5対、対生する。葉の形は、楕円形、長楕円形、ときに円形で、縁には低鋸歯がある。葉身は長さ1.5-6cm、幅0.7-3cmになる。

花期は6-7月、今年枝の下部の葉腋や芽鱗痕わきから集散花序を付ける。は4弁花で淡緑色、花弁の長さは2mm、花の径5mmになる。雄蕊は4本つく。果期は10-12月、果実蒴果で径5-6mm、割れると橙赤色の仮種皮を持つ種子が現れる。

分布と生育環境

日本では、北海道、本州、四国、九州、沖縄に分布し、林内に自生する。東アジアでは朝鮮中国フィリピンにも分布する。

類似の植物

キョウチクトウ科テイカカズラとはよく似ている。以下のような点は共通する特徴である。

  • つる性で、地上を這い、岩や樹木に昇る。
  • 茎から気根を出し、張り付く。
  • 葉は楕円形で短い柄があり、対生する。また、厚手で光沢がある。
  • 葉には主脈と側脈に沿って白い斑紋が出やすい。

花が咲けば全く違うのでわかるが、若い枝では悩ましい場合がある。区別点についてはテイカカズラ#類似の植物の項を参照のこと。

ギャラリー

参考文献

  • 佐竹義輔他編『日本の野生植物 木本Ⅱ』(1989)平凡社
  • ツルマサキ 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)




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