チャーダーエフ

デジタル大辞泉

チャーダーエフ【Pyotr Yakovlevich Chaadaev】

読み方：ちゃーだーえふ

［1794〜1856］ロシアの思想家・哲学者。主著「哲学書簡」で農奴制とギリシャ正教を批判し、これらを廃して西欧化すべきことを主張。

世界宗教用語大事典

チャーダーエフ 【Chaadaev】

Petr Yakovlevich Chaadaev ロシアの急進的思想家・哲学者。名門貴族の出。モスクワ大卒。主著『哲学書簡』で農奴制に鋭い批判を加えた。同書はまた、西欧文明の本質は単に制度とか技術といった外的形式にあるのではなく、それらを生み出したキリスト教の精神にこそある、と主張する。ただしギリシア正教を採用したロシアは、カトリシズムが受け継いだこのキリスト教の真精神を採り入れず、誤った道を歩むことになった、とも極論する。（一七九四～一八五六）

外国人名読み方字典

チャーダーエフ

名前 Chaadaev