チベット仏教の伝来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:20 UTC 版)
ロシアの南シベリア地区のブリヤート、トゥヴァ、ヨーロッパ地区のカルムイクへは、17世紀初頭にチベット仏教のゲルク派が伝えられたもので、チベットからモンゴルへ伝えられて、そこからロシア領内へ伝わった。カルムイクはヨーロッパで唯一の仏教国で、カスピ海の北西岸にある。1887年には、既に29の仏教関係書籍発行所と多数のダツァンがあった。 1741年、エリザヴェータ女帝の勅令によってロシアの公認宗教のひとつとされ、さらに1746年にエカテリーナ2世がブリヤート仏教徒に最高指導者(パンディト・ハンボーラマ)の選出を許可し、公認宗教としての地位は確立されたといわれる。1887年には、ロシア国内には既に29の仏教関係書籍発行所と多数のダツァンがあった。
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