チシマウスバスミレとの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/18 20:28 UTC 版)
「ウスバスミレ」の記事における「チシマウスバスミレとの違い」の解説
本種は、スミレ属ウスバスミレ節 Sect. Plagiostiostigmaで近縁のチシマウスバスミレ Viola hultenii W.Beckerによく似る。本種を基本種、チシマウスバスミレをその変種とされたこともあるが、現在はそれぞれ独立種とされている。 本種は、葉の両面に毛は無いが、チシマウスバスミレは、葉の縁や表面に毛があり、ときに裏面にも生えることがある。また、本種の鋸歯はその上下が重なりあうが、チシマウスバスミレはやや粗い低平な鋸歯となり、重なり合うことがない。さらに本種は、亜高山帯針葉樹林の林下の湿ったコケむす場所に生育するが、チシマウスバスミレは、山地帯から亜高山帯の湿原のミズゴケの生える場所と生育環境が異なる。
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