林下とは? わかりやすく解説

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林下

読み方:リンゲ(ringe)

禅宗地方の寺。


林下

読み方
林下はやしげ
林下はやしした
林下はやししも
林下はやした
林下はやしも
林下りんか
林下りんげ

林下

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/21 21:49 UTC 版)

林下(りんげ[1]、りんか[2])または山林派[3](さんりんは)とは中世以降の臨済宗を中心とする禅寺のうち、在野の寺院を指す呼称である。京都において五山十刹など幕府の庇護と統制下にあった「禅林」または「叢林」の一派に対し、林下は座禅修行に専心する厳しい禅風を特色としている。代表的な林下の寺院としては臨済宗大応派の大徳寺妙心寺が挙げられる。

臨済宗大応派

花園上皇が寄進し宗峰妙超(大燈国師)が開山した大徳寺は後醍醐天皇により一度は五山に列せられたものの、南北朝分裂後に足利氏に従わなかったため五山からは外れることとなった[4]。大徳寺は五山の気風を快く思わない禅僧たちが集う場となった[5]。宗峰門下の関山慧玄は花園上皇より離宮跡の寄進を受け、妙心寺を開いた。関山の禅は師のものよりも更に厳格で、やがては妙心寺も大徳寺の末寺として、大徳寺と同様の役割を果たすようになっていった[5]

上述の二寺の開祖に加えてそれ以前の建長寺出身の南浦紹明(大応国師)らをまとめて大応派と呼び、三者の師号などからとられた「応・燈・関の一流」が大応派の禅の精神を象徴する言葉となった[6]

応仁の乱以降それまで栄えていた五山は衰退し、やがて大応派の禅が地方へと広まっていった[7][8][9]

脚注

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  1. ^ 中村ほか(1989)。
  2. ^ 全国歴史教育研究協議会(2008:127)。
  3. ^ 藤井(1997)。
  4. ^ 藤井(1997:143)。
  5. ^ a b 藤井(1997:32)。
  6. ^ 藤井(1997:32、138)。
  7. ^ 愛媛県史(1984)。
  8. ^ 愛媛県史(1985)。
  9. ^ 藤井(1997:32–33)。

参考文献


林下

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:38 UTC 版)

桶狭間」の記事における「林下」の解説

林下(はやしした)は大字桶狭間中央部にあり、2009年平成21年11月7日町名・町界変更により大部分が「名古屋市緑区桶狭間神明」、一部分が「名古屋市緑区南陵」に分割編入され残りも翌2010年平成22年11月6日町名・町界変更で「名古屋市緑区桶狭間」に編入されたことで、すでに消滅している字である。

※この「林下」の解説は、「桶狭間」の解説の一部です。
「林下」を含む「桶狭間」の記事については、「桶狭間」の概要を参照ください。

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