チェンバレンの衝撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 17:07 UTC 版)
「1959-1960シーズンのNBA」の記事における「チェンバレンの衝撃」の解説
リーグをチェンバレン旋風が吹き荒れた。チェンバレンはルーキーにしてシーズン中7回の50得点を達成し、NBA初のアベレージ30得点越えとなる37.6得点を記録。リバウンドではビル・ラッセルを抑える27.0リバウンドを記録し、得点王とリバウンド王に輝いた。37.6得点27.0リバウンドという成績は当時のNBAにとっては他に類を見ない数字だった。オールスターではMVPに選ばれ、当然のように新人王を獲得。それどころかルーキーとしては初となるシーズンMVPまで獲得した。チェンバレンはルーキーイヤーから得点王・リバウンド王・オールスターMVP・新人王・シーズンMVPの五冠を達成してしまったのである。一人でスター選手2人分の働きをしてしまうチェンバレンは、前季デビジョン最下位だったフィラデルフィア・ウォリアーズをデビジョン2位の座にまで押し上げた。 チャンバレンの影響はリーグ全体にも及んだ。右肩上がりで上昇していたリーグ全体の平均得点は、前季はようやく頭打ちとなったかに見えたが、このシーズンは再び跳ね上がり、前季の108.2得点から初の110得点越えとなる115.3得点を記録。FG成功率も初の40%越えとなる41%を記録した。 王者セルティックスは当時のNBA記録となる59勝を記録。
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