チェチェン‐せんそう〔‐センサウ〕【チェチェン戦争】
チェチェン紛争
チェチェン戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/02 19:17 UTC 版)
ザーパド大隊の前身は、1990年代初めにサイード=マゴメド・カキエフが創設した反ドゥダエフ派の武装部隊である。1993~1994年、この部隊は、親露派であったナドテレチヌイ地区(チェチェン北西部)長ウマル・アウトゥルハノフに従属し、独立派との戦闘に積極的に参加した。 1994年11月、野党勢力によるグロズヌイ襲撃は失敗に終わったが、カキエフの部隊の活躍は、ロシア連邦軍の目に止まり、以来、GRUの支援を受けられるようになった。 第1次チェチェン戦争時、同部隊は、連邦軍側で戦った。1996年8月、独立派によるグロズヌイ襲撃時、同部隊は多くのベテランを失った(約30人)。1996年8月のハサヴユルト合意後、カキエフと連邦派は、チェチェンを離れた。1999年秋の第2次チェチェン戦争開始後、彼らは帰国した。 1999年末、カキエフの部隊から、第2次チェチェン戦争後最初の親露派チェチェン人部隊である第42自動車化狙撃師団特殊任務中隊が編成された。同中隊には、カキエフ自身の外、ナドテレチヌイ地区出身者、並びに親露派の元軍人・民警(警察官)が入った。2003年11月、中隊はザーパド大隊に改編された。
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