ダーク・レディ
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ソネット127番から152番が向けられた女性は、黒髪で暗い肌と書かれていることから「ダーク・レディ(黒い女)」と呼ばれている。美男子のソネットとは対照的に、キャラクターとしてはっきりと性的である。ソネットの語り手とダーク・レディは情事の関係にあったが、ダーク・レディはおそらく美男子と浮気をしていた。作者は自分のことをはげで中年だと自虐的に書いている。 歴史的人物の中にダーク・レディを探す試みがされてきた。候補に挙がったのは、メアリー・フィットン(Mary Fitton)、ローズが推す詩人のエミリア・ラニエ(Emilia Lanier)がいるが、どちらもソネットに描かれたレディとは符合しない。一方、肌が「dun(暗い=くすんだ、灰褐色、焦げ茶色)」で髪が「black wires(黒い針金)」と書かれていることから(ソネット130番)、アンソニー・バージェスの『その瞳は太陽に似ず(Nothing Like the Sun: A Story of Shakespeare's Love Life)』のように、ダーク・レディをアフリカ系とする説もある。 しかし多くの人々はダーク・レディは架空のキャラクターで実在しないと主張している。ダーク・レディの「ダーク」は文字通りの意味ではなく、美男子とのプラトニック・ラブと対照的な肉欲の「ダークな」力を表しているというのである。『夏の夜の夢』に出てくる黒髪のハーミアをダーク・レディだとする説もある。 ところでウィリアム・ワーズワースはダーク・レディに関するソネットに感銘を受けなかったようで、こんなことを書いている。「127番から始まる愛人についてのソネットはパズル・ペッグより悪い。ひどくどぎつく、晦渋で、価値がない。他のものはほとんどが素晴らしい、美しい詩行、とても美しい詩行にパッセージ。情熱で温かい場所もたくさんある。失敗の主な点は、それが耐え難いものなのだが、単調さ、退屈さ、風変わりさ、凝った分かり難さである」。
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ダークレディ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 13:32 UTC 版)
BC団の女性幹部。いかにもなコスチューム(仮面・黒いレオタード・マント)は自作している。有明に出没するレイヤーでもある。
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