ダルマラージカー【Dharmarajika】
ダルマラージカー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 06:47 UTC 版)
ダルマラージカー(Dharmarajika)は、パキスタンにおける最古の仏教遺跡の1つであり、建設は、アショーカ王の時代に遡る。仏教に帰依していたアショーカ王は、仏陀の聖遺物を収集し、8つのストゥーパに分納した。ダルマラージカーは、そのようなストゥーパの1つであり、高さ15m・直径50mのメイン・ストゥーパの周囲には、小ストゥーパ群が建設された。小ストゥーパの建設は4世紀まで続き、また、多数の祠堂や僧院が建設された。 ダルマラージカーは、西暦30年ごろの大地震を経験しているが、カニシカ王の時代に大幅な補修を受けている。メイン・ストゥーパのドーム部分は、仏教の右中間を表現した7つの傘が積み上げられている。また、彫像を収める基部の支柱はコリント様式が用いられている。 ダルマラージカーでは、インド・グリーク朝の王ゾイロス2世を刻んだ硬貨も発掘されている。
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