ダブルアックスによる氷壁登攀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 04:20 UTC 版)
「ピッケル」の記事における「ダブルアックスによる氷壁登攀」の解説
より困難を求めて尖鋭化する氷壁登攀指向の専門家は、2本持ったピッケルを交互に振りかぶってピックを氷壁に突き刺して登る「ピオレ・トラクション」という技術を使うようになっており、その目的に合わせてそれまであった一般登山者用とはっきり区別され、ヘッドの形状や構造がかなり異なるようになって来ている。総じてシャフトが短くなってピック側に曲がり、ピックの部分もシャフト側に曲がり、軽量化され、ピックの刃が鋭く研磨されるという傾向を持つ。また対象とするコースや自分の技術や嗜好に合わせ、ピックを通常のものから反対側に沿ったバナナピック、半円筒状になったセミチュープピックなどに交換できるようになったものもある。この場合2本のピッケルを持つ「ダブル・アックス」の場合もあるが、安全確保の目的で氷にアイスハーケンを打ち込むため片方をアイスバイルで持つ場合が多い。これはブレードの代わりにハンマーが付けられたピッケルの派生物である。 詳細は「アイスバイル」を参照
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