ダブルアクティング方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/06 09:23 UTC 版)
「MTテンペラ」の記事における「ダブルアクティング方式」の解説
通常の砕氷船では船首を氷に乗り上げて割るのに適した形状としている代わりに造波抵抗が大きい。そのため運航の大半を占める通常の海域では非効率な運航とならざるを得なかった。ダブルアクティング方式ではこの問題を解決するため、前後進両方に進めるようにし、通常の海域では推進性能に優れる船首を前に前進航行を行い、船尾を砕氷に最適な形状として氷海航行時には後進で進むことにより、常に効率的な運航を可能とする考え方で建造された。氷海航行時には通常航海以上の出力を必要とするため、後進時にも推進器は100%の出力が出るものでなければならない。このために360度旋回可能でどの方向にでも100%の出力を得られるポッド型推進器を採用している。
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