ダゲット・カウンティ (戦車揚陸艦)とは? わかりやすく解説

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ダゲット・カウンティ (戦車揚陸艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/28 14:47 UTC 版)

ダゲット・カウンティ
LST-689(撮影場所、日時不明)
基本情報
建造所 ジェファーソンビル船舶機械英語版
運用者  アメリカ海軍
 海上自衛隊
 フィリピン海軍
級名 LST-542級戦車揚陸艦
艦歴
起工 1944年1月11日
進水 1944年3月9日
就役 1944年5月2日
退役 1946年3月
最後 1961年、日本へ供与
1975年、アメリカへ返還後フィリピンへ供与
退役後スクラップとして売却
除籍 1959年10月1日
改名 LST-689 (新造時)
ダゲット・カウンティ (1955年7月1日)
おおすみ (1961年)
ダバオ・オリエンタル (1975年)
要目
排水量 軽荷 :1,780英トン (1,809 t)
満載 :3,640英トン (3,698 t)
長さ 328 ft (100 m)
50 ft (15 m)
吃水 軽荷 :
船首 2 ft 4 in (0.71 m)
船尾 7 ft 6 in (2.29 m)
満載 :
船首 8 ft 2 in (2.49 m)
船尾 14 ft 1 in (4.29 m)
推進 GM12-567ディーゼルエンジンx2、シャフトx2、ツインラダー
速力 12ノット (22 km/h; 14 mph)
乗員 将校8~10名、下士官兵100~115名
搭載人員 兵員およそ140名
兵装 3インチ50口径砲 x 1
40mm砲 x 8
20mm砲 x 12
搭載艇 LCVP x 2
その他 従軍星章1個 - 第二次世界大戦
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ダゲット・カウンティUSS Daggett County, LST-689)は、アメリカ海軍向けに建造されたLST-542級戦車揚陸艦の1隻。艦名はユタ州ダゲット郡にちなみ、現在までにこの名を与えられた唯一の米軍艦である。当初の艦名はLST-689だった。

経歴

アンガウルの戦いの最中のLST-689(手前)。奥にいるのは艦砲射撃中の戦艦テネシー、重巡ミネアポリス

1944年1月11日、インディアナ州ジェファーソンビルのジェファーソンビル船舶機械社 (Jeffersonville Boat & Machine Company) にて起工され、1944年3月9日にはエディス・C・スミス夫人 (Edith C. Smith) をスポンサーに迎えて進水式が行われた。1944年5月2日、F・D・マッケイ予備役海軍中尉 (F. D. McKay) を艦長に迎えて就役する。

その後はアジア・太平洋戦線に派遣された。1944年9月から10月までパラオ諸島への上陸および占領、レイテ島上陸作戦などに参加し、1945年4月には沖縄方面の作戦に投入された。1945年11月26日に退役し、12月5日に米海軍艦籍簿からその名が削除された。1946年6月25日、ワシントン州シアトルの北極圏探査社 (Arctic Circle Exploration, Inc.) に売却される。

1955年7月1日、ダゲット・カウンティ (USS Daggett County, LST-689) として再就役する。1959年10月1日除籍。

1961年、日本に供与され海上自衛隊おおすみ型輸送艦おおすみ (LST-4001) として就役。1975年、アメリカへ返還された後にフィリピンへ再供与されフィリピン海軍の輸送艦ダバオ・オリエンタル (BRP Davao Oriental, LT-506) として就役。除籍後、スクラップとして売却された。

LST-689は第二次世界大戦における活動の為に2つの従軍星章を受章している。

参考文献





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