ダグ・ジョーンズ (右投手)とは？わかりやすく解説

ダグ・ジョーンズ
*Doug Jones*
	クリーブランド・インディアンス時代 ; （1987年）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	インディアナ州レバノン
生年月日	1957年6月24日
没年月日	2021年11月22日（64歳没）
身長; 体重	6' 3" ＝約190.5 cm; 195 lb ＝約88.5 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	1978年
初出場	1982年4月9日
最終出場	2000年9月29日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ミルウォーキー・ブルワーズ (1982); クリーブランド・インディアンス (1986 - 1991); ヒューストン・アストロズ (1992 - 1993); フィラデルフィア・フィリーズ (1994); ボルチモア・オリオールズ (1995); シカゴ・カブス (1996); ミルウォーキー・ブルワーズ (1996 - 1998); クリーブランド・インディアンス (1998); オークランド・アスレチックス (1999 - 2000);
	この表について

ダグラス・リード・ジョーンズ（Douglas Reid Jones, 1957年 6月24日 - 2021年 11月22日）は、アメリカ合衆国インディアナ州レバノン出身のプロ野球選手（投手）。

通算で303セーブを記録。その内、クリーブランド・インディアンスでは通算129セーブを記録し、2006年5月7日にボブ・ウィックマンによって更新されるまで球団記録であった^[1]。

経歴

プロ入りとブルワーズ時代

1982年4月9日にミルウォーキー・ブルワーズでメジャーデビュー。

インディアンス時代

1985年4月3日にクリーブランド・インディアンスヘ移籍。

1986年に4年ぶりにメジャーで登板した。

1988年は自身初めてオールスターゲームに選出された。最終的に37セーブを記録した。

1990年には自己最多の43セーブを記録し、1995年にホセ・メサが46セーブを記録するまでの球団記録だった^[2]。

1991年はシーズン途中に4年ぶりにマイナーで登板をした。9月にメジャー復帰後は先発投手を務めた。36試合（先発4試合）の登板で、防御率5.54、4勝8敗7セーブの成績でシーズンを終えた。オフにFAとなった

アストロズ時代

1992年1月24日にヒューストン・アストロズと契約。同年は自己最高となる80試合に登板し、防御率1.83を記録した。

1993年は71試合の登板で防御率4.54と成績が悪化。

フィリーズ時代

1993年オフに抑えのミッチ・ウィリアムスとのトレードでジェフ・ジューデンとともにフィラデルフィア・フィリーズヘ移籍。

1994年は47試合に登板し、防御率2.17、2勝4敗27セーブを記録。

オリオールズ時代

1995年はボルチモア・オリオールズで52試合に登板し、防御率5.01、0勝4敗22セーブを記録した。

ブルワーズ復帰

1996年はシーズン半ばにシカゴ・カブスから古巣ミルウォーキー・ブルワーズへ復帰した。通算で52試合に登板し、防御率4.22、7勝2敗3セーブを記録。

1997年は75試合の登板で、防御率2.02、6勝6敗36セーブを記録し、ダン・プリーサックが1989年に記録した33セーブの球団シーズン最多セーブ記録を更新^[3]。

インディアンス復帰

1998年7月23日にエリック・プランクとのトレードで古巣クリーブランド・インディアンスへ復帰した。オフにFAとなった。

アスレチックス時代

1998年オフにオークランド・アスレチックスと契約。

1999年9月11日のタンパベイ・デビルレイズ戦で史上11人目となる通算300セーブを達成^[4]。

2000年を最後に現役を引退。

引退後

2021年11月22日に死去^[5]。 64歳没。死因は非公表だが、一部メディアは新型コロナウイルス感染に伴う合併症で死去したと伝えている^[6]。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
1982	MIL	4	0	0	0	0	--	--	14	2.2	5	1	1	0	0	1	0	0	3	3	10.13	2.25
1986	CLE	11	0	1	0	1	--	1.000	79	18.0	18	0	6	1	1	12	0	0	5	5	2.50	1.33
1987		49	0	6	5	8	--	.545	400	91.1	101	4	24	5	6	87	0	0	45	32	3.15	1.37
1988		51	0	3	4	37	--	.429	338	83.1	69	1	16	3	2	72	2	3	26	21	2.27	1.02
1989		59	0	7	10	32	--	.412	331	80.2	76	4	13	4	1	65	1	1	25	21	2.34	1.10
1990		66	0	5	5	43	--	.500	331	84.1	66	5	22	4	2	55	2	0	26	24	2.56	1.04
1991		36	4	4	8	7	--	.333	293	63.1	87	7	17	5	0	48	1	0	42	39	5.54	1.64
1992	HOU	80	0	11	8	36	--	.579	440	111.2	96	5	17	5	5	93	2	1	29	23	1.85	1.01
1993	HOU	71	0	4	10	26	--	.286	381	85.1	102	7	21	6	5	66	3	0	46	43	4.54	1.44
1994	PHI	47	0	2	4	27	--	.333	226	54.0	55	2	6	0	0	38	1	0	14	13	2.17	1.13
1995	BAL	52	0	0	4	22	--	.000	211	46.2	55	6	16	2	2	42	0	0	30	26	5.01	1.52
1996	CHC	28	0	2	2	2	--	.500	143	32.1	41	4	7	4	1	26	0	0	20	18	5.01	1.49
1996	MIL	24	0	5	0	1	--	1.000	139	31.2	31	3	13	2	2	34	1	0	13	12	3.41	1.39
'96計		52	0	7	2	3	--	.778	282	64.0	72	7	20	6	3	60	1	0	33	30	4.22	1.44
1997		75	0	6	6	36	--	.500	307	80.1	62	4	9	1	3	82	2	0	20	18	2.02	0.88
1998		46	0	3	4	12	--	.429	239	54.0	65	15	11	1	4	43	0	0	32	31	5.17	1.41
1998	CLE	23	0	1	2	1	--	.333	133	31.1	34	2	6	3	0	28	0	1	12	12	3.45	1.28
'98計	CLE	69	0	4	6	13	--	.400	372	85.1	99	17	17	4	4	71	0	1	44	43	4.54	1.36
1999	OAK	70	0	5	5	10	11	.500	430	104.0	106	10	24	3	3	63	2	0	43	41	3.55	1.25
2000	OAK	54	0	4	2	2	7	.667	319	73.1	86	6	18	4	2	54	1	0	34	32	3.93	1.42
MLB：16年		846	4	69	79	303	18	.466	4754	1128.1	1155	86	247	53	39	909	18	6	465	414	3.30	1.24

年度別守備成績

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率

記録

MLBオールスターゲーム選出：5回（1988年 - 1990年、1992年、1994年）

背番号

45（1982年 - 同年途中）
54（1982年途中 - 同年終了）
39（1986年）
46（1987年 - 1988年途中）
11（1988年途中 - 1991年）
23（1992年 - 1994年）
31（1995年）
27（1996年 - 同年途中）
43（1996年途中 - 1998年）
24（1999年 - 2000年）

脚注

^ Hill, Justice B. (2006年5月7日). “Consistent Wickman claims saves mark” (英語). MLB.com. 2010年7月24日閲覧。
^ Associated Press (1995年9月15日). “Yankees tie Mariners in wild race” (英語). St. Petersburg Times 2010年7月24日閲覧。
^ “Angels Keep Hopes For Post-Season Alive” (英語). The New York Times (1997年9月20日). 2010年7月24日閲覧。
^ “Milton Tosses No-Hitter Against Young Angels” (英語). The New York Times (1999年9月12日). 2010年7月24日閲覧。
^ “インディアンスの元セーブ王がコロナ感染で死去　ダグ・ジョーンズ氏　64歳”. スポーツニッポン (2021年11月23日). 2021年11月23日閲覧。
^ Mandy Bell (2021年11月23日). “All-Star closer Doug Jones dies at 64”. MLB.com. 2021年11月23日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

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[1] Hill, Justice B. (2006年5月7日). “Consistent Wickman claims saves mark” (英語). MLB.com. 2010年7月24日閲覧。

[2] Associated Press (1995年9月15日). “Yankees tie Mariners in wild race” (英語). St. Petersburg Times 2010年7月24日閲覧。

[3] “Angels Keep Hopes For Post-Season Alive” (英語). The New York Times (1997年9月20日). 2010年7月24日閲覧。

[4] “Milton Tosses No-Hitter Against Young Angels” (英語). The New York Times (1999年9月12日). 2010年7月24日閲覧。

[5] “インディアンスの元セーブ王がコロナ感染で死去　ダグ・ジョーンズ氏　64歳”. スポーツニッポン (2021年11月23日). 2021年11月23日閲覧。

[6] Mandy Bell (2021年11月23日). “All-Star closer Doug Jones dies at 64”. MLB.com. 2021年11月23日閲覧。

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ダグ・ジョーンズ (右投手)とは？わかりやすく解説