大連広巾【ダイレンヒロハバ】(野菜)
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登録番号 | 第4362号 |
登録年月日 | 1995年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | にら | |
登録品種の名称及びその読み | 大連広巾 よみ:ダイレンヒロハバ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 16日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社渡辺採種場 | |
品種登録者の住所 | 宮城県遠田郡小牛田町南小牛田字町屋敷109 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 渡邉穎悦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,中華人民共和国から導入した「漢中広葉」から選抜,育成した固定品種であり,葉肉が厚く,葉身の幅がやや広く,分けつ数が多く,耐暑性及び耐干性が高い品種である。 草姿はやや立,草勢は中,草丈はやや高である。葉身の長さは中,葉身の幅はやや広,色はやや淡緑,光沢の程度はやや強,葉肉の厚さは厚,葉垂れの程度はやや弱である。葉鞘部断面の形は円,太さはやや太,長さはやや長,外観の色はやや臘白,1葉鞘当り葉数はやや少である。分けつ数は多,再収穫までの早晩はやや早,抽だいの早晩は中,休眠突入の早晩はやや早,ほう芽の早晩はやや晩,耐暑性及び耐干性は高である。 「たいりょう」と比較して,分けつ数が多いこと,耐暑性及び耐干性が高いこと等で,「グリーンベルト」と比較して,葉肉の厚さが厚いこと,ほう芽の早晩が晩いこと,耐暑性及び耐干性が高いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の研究農場(宮城県栗原郡瀬峰町)において,中華人民共和国から導入した「漢中広葉」の集団の中から,昭和56年に夏期の高温下でも旺盛に生育する数個体を発見し,これを集団採種し,以後,この後代について選抜を重ね,63年に選抜を完了し,平成元年から特性の調査を行い,3年に特性が安定したことを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「大連」であった。 |
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