タンバノリ Grateloupia elliptica Holmes
|
からだは膜状で厚く硬い。革のような手ざわりである。体の裏側の面にあるヘソのような丸い盤状の付着器によって岩などに着生する。最初のうちは付着器から平面的に広がって成長し,後に不規則な分裂をおこすようになり,さらには葉片を出すようになる。生体は紫がかった赤色が多いが,緑や黄色っぽくなるときもある。からだの表面にチリモミジが観察される時がある。
形態の似ているフダラクやツルツルとは,それらが小さな盤状の付着器から数mm程度の柄を持ち,付着器から立ち上がる形態を呈することで区別できる。手ざわりもタンバノリの方が明らかに厚く硬い。見た目や手ざわりではオオバツノマタにも似るが,これは台紙に付き難く,基部がくさび形に細くなり,付着器付近では円柱状になることで区別がつく。
固有名詞の分類
Weblioに収録されているすべての辞書からタンバノリを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からタンバノリを検索
- タンバノリのページへのリンク