タチカメバソウとは? わかりやすく解説

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立亀葉草

読み方:タチカメバソウ(tachikamebasou)

ムラサキ科多年草高山植物

学名 Trigonotis guilielmi


タチカメバソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 22:33 UTC 版)

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タチカメバソウ
福島県西吾妻山 2014年6月
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : シソ類 Lamiids
: ムラサキ目 Boraginales
: ムラサキ科 Boraginaceae
: キュウリグサ属 Trigonotis
: タチカメバソウ T. guilielmii
学名
Trigonotis guilielmii (A.Gray) A.Gray ex Gürke[1]
和名
タチカメバソウ(立亀葉草)[2]

タチカメバソウ(立亀葉草、学名:Trigonotis guilielmii )は、ムラサキ科キュウリグサ属多年草[2][3]

特徴

は直立して高さ20-40cmになり、茎に圧毛が生え、やわらかく細長い。は互生し、卵形から広卵形で、長さ3-7cm、幅1.5-3cmになり、縁は全縁となる。上部の葉の葉柄は短く、下部のものは長い[2][3][4]

花期は5-6月。茎先にふつう2又になる花序をつけ、花序は先が巻いたさそり型花序になってをまばらに8-15個つけ、下方から開花する。花序は成長すると巻いていたものがまっすぐに伸びる。小花柄は長さ1-1.5cmある。は緑色で5深裂し、裂片の先は鋭くとがる。花は白色または淡青紫色で、径7-10mm、花冠は車型で、5裂して平らに開き、花冠喉部に5裂した黄色の付属体がつく。雄蕊は5個で花筒の上半部につき、花冠裂片と互生する。果実は4個の分果で、分果は丸みを帯びた倒3角錐状で暗褐色になり、4面体になる[2][3][4][5]

分布と生育環境

日本固有種 [5]。北海道、本州に分布し、山地の渓谷の湿った場所に生育する[2][3][4][5]

和名の由来

立亀葉草の意で、茎が立ち、葉が亀甲状にみえることによる[2][3][4]

ギャラリー

脚注

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  1. ^ タチカメバソウ 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ a b c d e f 『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』p.384
  3. ^ a b c d e 『日本の野生植物 草本III 合弁花類』p.65
  4. ^ a b c d 『新牧野日本植物圖鑑』p.623
  5. ^ a b c 『日本の固有植物』p.120

参考文献




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