タチクサネムとは? わかりやすく解説

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タチクサネム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 05:24 UTC 版)

タチクサネム
タチクサネムの花
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ群 fabids
(真正バラ類I eurosids I)
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae
(旧 ネムノキ亜科 Mimosoideae
: オジギソウ連 Mimoseae
: タチクサネム属 Desmanthus
: タチクサネム D. pernambucanus
学名
Desmanthus pernambucanus (L.) Thell.
シノニム

Desmanthus virgatus auct. non (L.) Willd.

英名
Pigeon bundle flower

タチクサネム(立草合歓、学名:Desmanthus pernambucanus)はマメ科タチクサネム属の木本多年生草本帰化植物。別名:ヒメギンネム[1][2]D. virgatusはシノニム。

特徴

ギンネムに似るが、全体的に小型で豆果は細長い。ハイクサネムにも似るが、幹がより立ち上がる点と豆果の形状に違いがみられる。

茎は剛毛があり直立し、高さ1–2mになる。葉は5cmほどの葉柄がある2回羽状複葉で互生する。羽片は3–8対で羽片長は3–6cm。小葉は長楕円形で長さ6mm、幅2.5mmほど。葉の基部に1個の赤い蜜腺がある。腋生の球状花序は直径8–10mmで白色。豆果は長さ5–10cm、幅2.5mm程度で、3–6個が輪生して着く。豆果の先は鋭く尖り、中に20–30個ほどの種子を含む。種子は広卵形で直径約5mmほど[3][4][2]

分布と生育環境

中南米原産で沖縄と小笠原に帰化。沖縄本島へは1965年頃に渡来したとみられている。空地や草地に生育する[5][4][2]

ギャラリー

脚注

参考文献

  • 米倉浩司; 梶田忠 (2003年). “タチクサネム”. BG Plants 和名-学名インデックス (YList). 2024年3月17日閲覧。
  • 植村, 修二 ほか『日本帰化植物写真図鑑:Plant invader 500種』 第2巻、全国農村教育協会、東京都台東区、2010年。ISBN 9784881371855 (ヒメギンネムとして記述)
  • 林, 将之、名嘉, 初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、那覇、2022年。 ISBN 9784899824350 
  • 初島, 住彦、中島, 邦雄『琉球の植物』講談社、東京都文京区、1979年。 D. virgatusとして記述)
  • 山崎, 敬「新帰化植物ヒメギンネム」『植物研究雑誌』第44巻第6号、1969年、180頁、 ISSN 2436-6730 D. virgatusとして記述)

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