タチシバハギとは? わかりやすく解説

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タチシバハギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 10:23 UTC 版)

タチシバハギ
タチシバハギ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ群 fabids        (真正バラ類I eurosids I)
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: アコウマイハギ属 Desmodium
: タチシバハギ D. incanum
学名
Desmodium incanum
DC.
和名
タチシバハギ(立芝萩)
英名
Creeping beggerweed, Spanish clover, Spanish tick-trefoil or Kaimi clover

タチシバハギ(立芝萩、学名:Desmodium incanum)はマメ科アコウマイハギ属[1]多年生草本。帰化植物[2]

特徴

草丈20-50 cm。葉は互生し3出複葉、小葉は3-6 cmの楕円形~倒披針形で葉先は丸い。葉表の中央脈に沿って灰白色の斑紋がある。茎頂に10 cm程度の総状花序を出し、赤紫色で長さ約1 cmの蝶型花を10-25個つける。花期は3-12月。節果は多少湾曲し、長さ約4 cm、5-6小節果からなる。熟すると黒褐色になり、表面の短毛(トリコーム、trichomes)で動物や衣服などに付着して種子を散布する。種子でも地下茎でも増殖する。

分布と生育環境

南アメリカ原産。第二次世界大戦後に南西諸島に帰化[3][4]ハワイを含む太平洋諸島にも広がっている。人が集まる公園や広場、芝生、道端、野原などでみられる。

利用

当初は飼料作物として各地に導入されたが重要視されず、雑草と見なされている。窒素固定能力が高く、間作として使用される[5]

ギャラリー

脚注

  1. ^ 『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年9月30日、74頁。 
  2. ^ 米倉浩司 & 梶田忠 2003.
  3. ^ 中尾裕 2015, p. 89.
  4. ^ 初島住彦 1975, p. 327.
  5. ^ Buddenhagen 2022.

参考文献

外部リンク




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